スーパーロングコースの概要&攻略法
フェアリートレイル60kmスーパーロングの最大の特徴は人間界から隔絶されたかのような大自然の山域を辿ることにあると思います。単独ではなかなか踏み入れることのできない心湧きたつ森の雰囲気を存分に味わって頂ければと思います。
スタート後、雲洞谷山までアップダウンを繰り返しながら上り基調の山道を進みます。第4 回大会まで逆コースでその時には快適なダウンヒルのパートも今回は少々厳しい上りになりますが、落葉広葉樹の美しい森の雰囲気を楽しんで欲しいです。序盤ですのでとりわけこの心の余裕が必要だと思います。7km地点のエイドステイション大彦谷林道山頂から3kmのダウンヒルの舗装林道が続きます。山側斜面は落石の恐れがありますので極力谷側を走るようお願いします。3km下ると道幅の狭い県道を3km辿ります。舗装林道ではありますが、新緑の清流沿いの心地よい雰囲気の道です。狭い舗装路ですのでくれぐれも自動車に注意しながら左側通行をお願いします。
舗装路に別れを告げ、ルートは早谷峠越えのトレイルに入ります。このルートは朽木の集落を結ぶ古来からの道でしたが近年廃道化したものを今回この大会を機に地元の方々のご協力を経て再生しました。大きな峠ではないので序盤ということもあってそれほど労せずに越えて頂けると思います。
トレイルを抜け、朽木の長閑な里の風景を感じながら2kmの狭い県道を進みます。ここも左側通行の厳守をお願いします。
第2エイドステイションの桑原橋(山菜じゅうべえ)からいよいよスパーロングのク
ライマックス経ヶ岳山稜への絶界のルートへ入ります。このエイドの関門が10時30分(スタート後4時間)は全体的に見て緩めの設定となっています。経ヶ岳山稜を越えた第3エイドの関門が僅か2時間後の12時30分を考えると完走を考えるのであれば時間に余裕を残して第2エイドを通過して頂ければと思います。ただオーバ ーペースはくれぐれも禁物です。
第2エイドを出ると丹波越えまでの上りが続きます。この区間はトレッカー憧れの高島トレイルの最後のパートでありブナの原生林の美しさがとりわけ目に沁みます。山稜線に出るといよいよ美しい稜線トレイルの始まりです。これだけのダイナミックな稜線歩きにも関わらず、年間を通して訪れる方はほぼいないのが不思議なくらいです。国内で開催されるトレイルランニング大会のなかでこれほど人が通わない心地よい稜線を踏む大会は珍しいのではないでしょうか。その分ルートが判然としない上に、山奥であるために捜索が難しいパートですのでくれぐれもマーキングテープを見失いなわないようにしてください。
やがて稜線に別れを告げ、トレイルを急下降し、2kmの舗装(左側通行)を経て第3エイドステイションの小川集会所に入ります。
こんなことを書くのはかなり不謹慎ではあるのですが、第2エイド~第3エイドのこの稜線はめったに辿れない経験ですので例えここで止められてもこの山稜線を辿れただけでも素敵な経験になるのではないかと思います。
第3エイドから先林道を進み、その先沢登のルートとなります。かなり山慣れた方も普段こういた踏みあとの少ない沢歩きは経験ないと思いますので是非とも楽しんで欲しいです。この山域ならではの美しい落葉広葉樹の森のなかを遡上、途中で沢の渡渉も5~6回ありますので足元をくれぐれも注意してください。山稜線直下の急登は落石が起こりやすいルートとなっておりますので、落石を起こさないように慎重に、そして常に頭上を注意しながら進んでください。稜線にとりつくと烏帽子岳、中岳、そしてフェアリートレイル命名の元にもなった巨大杉に是非出会えるはずです。その先の南岳からは栃生の第4エイドまで心地よいダウンヒルとなります。トレラン心をくすぐる下りですが、途中滑りやすい場所もあること、そして最後まで行けるよう脚バテしないようスピードの出し過ぎには要注意です。また、ここからゴールまでの区間については人気ルートですのでハイカーに出会ったら、走るのを止め歩きに変えるよう配慮願います。
トレイルを抜けると突然日本の山村原風景ともいえるどこか懐かしい雰囲気の第4エイドのある栃生の集落へ。この第3~第4エイドまでの区間も2時間とかなり厳しめの関門設定となっておりますのでご注意願います。
栃生の集落に別れを告げ、ここからイクワタ峠までは標高差700mの長大な上りのはじまりです。この上りが完走への最後の壁になると思います。標高を稼ぐたびに山容が劇的に変わって行く様は、苦しいながらも自ずと足取りに力が入るのではないでしょうか。
上りついたイクワタ峠からは琵琶湖の絶景がここまで頑張ったご褒美として待ち構えています。この先は広葉樹の明るい林間を小刻みなアップダウンを繰り返し、最後のピークとなる蛇谷ケ峰へ。ここまでの長い道のりを自ずと振り返る気持ちになるル ート上最も素晴らしい大絶景が最後に広がります。そして心地よいダウンヒルで朽木スキー場。ここまでくればゴールのグリーンパークまではあと6km。きっといつまでも心に残る山旅になるのではないでしょうか。
フェアリートレイル60kmスーパーロングの最大の特徴は人間界から隔絶されたかのような大自然の山域を辿ることにあると思います。単独ではなかなか踏み入れることのできない心湧きたつ森の雰囲気を存分に味わって頂ければと思います。
スタート後、雲洞谷山までアップダウンを繰り返しながら上り基調の山道を進みます。第4 回大会まで逆コースでその時には快適なダウンヒルのパートも今回は少々厳しい上りになりますが、落葉広葉樹の美しい森の雰囲気を楽しんで欲しいです。序盤ですのでとりわけこの心の余裕が必要だと思います。7km地点のエイドステイション大彦谷林道山頂から3kmのダウンヒルの舗装林道が続きます。山側斜面は落石の恐れがありますので極力谷側を走るようお願いします。3km下ると道幅の狭い県道を3km辿ります。舗装林道ではありますが、新緑の清流沿いの心地よい雰囲気の道です。狭い舗装路ですのでくれぐれも自動車に注意しながら左側通行をお願いします。
舗装路に別れを告げ、ルートは早谷峠越えのトレイルに入ります。このルートは朽木の集落を結ぶ古来からの道でしたが近年廃道化したものを今回この大会を機に地元の方々のご協力を経て再生しました。大きな峠ではないので序盤ということもあってそれほど労せずに越えて頂けると思います。
トレイルを抜け、朽木の長閑な里の風景を感じながら2kmの狭い県道を進みます。ここも左側通行の厳守をお願いします。
第2エイドステイションの桑原橋(山菜じゅうべえ)からいよいよスパーロングのク
ライマックス経ヶ岳山稜への絶界のルートへ入ります。このエイドの関門が10時30分(スタート後4時間)は全体的に見て緩めの設定となっています。経ヶ岳山稜を越えた第3エイドの関門が僅か2時間後の12時30分を考えると完走を考えるのであれば時間に余裕を残して第2エイドを通過して頂ければと思います。ただオーバ ーペースはくれぐれも禁物です。
第2エイドを出ると丹波越えまでの上りが続きます。この区間はトレッカー憧れの高島トレイルの最後のパートでありブナの原生林の美しさがとりわけ目に沁みます。山稜線に出るといよいよ美しい稜線トレイルの始まりです。これだけのダイナミックな稜線歩きにも関わらず、年間を通して訪れる方はほぼいないのが不思議なくらいです。国内で開催されるトレイルランニング大会のなかでこれほど人が通わない心地よい稜線を踏む大会は珍しいのではないでしょうか。その分ルートが判然としない上に、山奥であるために捜索が難しいパートですのでくれぐれもマーキングテープを見失いなわないようにしてください。
やがて稜線に別れを告げ、トレイルを急下降し、2kmの舗装(左側通行)を経て第3エイドステイションの小川集会所に入ります。
こんなことを書くのはかなり不謹慎ではあるのですが、第2エイド~第3エイドのこの稜線はめったに辿れない経験ですので例えここで止められてもこの山稜線を辿れただけでも素敵な経験になるのではないかと思います。
第3エイドから先林道を進み、その先沢登のルートとなります。かなり山慣れた方も普段こういた踏みあとの少ない沢歩きは経験ないと思いますので是非とも楽しんで欲しいです。この山域ならではの美しい落葉広葉樹の森のなかを遡上、途中で沢の渡渉も5~6回ありますので足元をくれぐれも注意してください。山稜線直下の急登は落石が起こりやすいルートとなっておりますので、落石を起こさないように慎重に、そして常に頭上を注意しながら進んでください。稜線にとりつくと烏帽子岳、中岳、そしてフェアリートレイル命名の元にもなった巨大杉に是非出会えるはずです。その先の南岳からは栃生の第4エイドまで心地よいダウンヒルとなります。トレラン心をくすぐる下りですが、途中滑りやすい場所もあること、そして最後まで行けるよう脚バテしないようスピードの出し過ぎには要注意です。また、ここからゴールまでの区間については人気ルートですのでハイカーに出会ったら、走るのを止め歩きに変えるよう配慮願います。
トレイルを抜けると突然日本の山村原風景ともいえるどこか懐かしい雰囲気の第4エイドのある栃生の集落へ。この第3~第4エイドまでの区間も2時間とかなり厳しめの関門設定となっておりますのでご注意願います。
栃生の集落に別れを告げ、ここからイクワタ峠までは標高差700mの長大な上りのはじまりです。この上りが完走への最後の壁になると思います。標高を稼ぐたびに山容が劇的に変わって行く様は、苦しいながらも自ずと足取りに力が入るのではないでしょうか。
上りついたイクワタ峠からは琵琶湖の絶景がここまで頑張ったご褒美として待ち構えています。この先は広葉樹の明るい林間を小刻みなアップダウンを繰り返し、最後のピークとなる蛇谷ケ峰へ。ここまでの長い道のりを自ずと振り返る気持ちになるル ート上最も素晴らしい大絶景が最後に広がります。そして心地よいダウンヒルで朽木スキー場。ここまでくればゴールのグリーンパークまではあと6km。きっといつまでも心に残る山旅になるのではないでしょうか。
